一昔前に一世風靡した糖質制限ですが、最近よく聞くのは糖質制限によって、様々な健康被害が出ているとの報告です。
私自身も挑戦しましたし、お客様にも挑戦していただきましたが、高確率で素早く痩せるダイエット方法であることは間違いありません。
しかし、正確に的確に行わなければ生理が止まった方がいたり、健康状態が悪くなってしまったり、などなど健康被害が出るのも事実です。
そんな糖質制限ですが、これを抑えれば健康被害も出ずに健康的に糖質制限ができるというポイントをご紹介します!
カロリーをしっかり摂る
女性で糖質制限中に生理が止まってしまった方の大半の理由がカロリー不足によるものです。
カロリーが足りないと飢餓状態に陥ります。
そうなってしまうと生きることに必要な機能以外はストップしてしまうのです。
元々ダイエットをしていて低カロリー状態なのにさらに糖質をカットしてカロリーを落としてしまうことで、この現象は起きます。
糖質制限をする前に普段の食生活の見直しをしましょう。
良質な脂質を摂る
糖質を抑えた分、タンパク質と脂質を摂らなければカロリーを維持できません…
タンパク質と炭水化物は、同じカロリー量なので置き換えればいいかと言われると中々そう単純ではありません。
炭水化物をタンパク質で補おうとするとそもそも女性には食べきれないボリュームになります。そこで役に立つのが脂質です。
脂質にはタンパク質と炭水化物の倍以上のカロリーが含まれています。
しっかりとカロリーを維持するためにも役立ちますし、脂質がなければ栄養の代謝もうまくいきません。
しっかりと良質な脂質を摂るようにしましょう。
コーチをつける
しっかりと栄養の知識のあるコーチをつけてください。
結局のところ自分では普通の食事と思っていることが、世間一般からすると大きく外れている方が大半です。
糖質制限をする前に普段の食生活を見直す必要があります。
実際にこんな方がいました。
お昼はいつも「おにぎりとカップうどん」なのでヘルシーですと言い張る方。このような方にはまず基本的な栄養学の知識を教えていかないといきなり糖質制限をすると急激に健康状態を害します。
パーソナルトレーナーをしている方でもあまり勉強をされていない方はこの辺りに気づかず、無理な糖質制限をお客様にさせてしまっているので、コーチ選びには気を付けましょう。
まとめ
糖質制限は怖いと言うイメージが最近先行していますが、あくまでもそれは自身で何の知識もなくした場合のお話です。
はじめて車を運転するときは必ず教習所で横に教官をつけて運転を習うはずです。
ことダイエットに関しては、やり方だけをテレビや雑誌で見て実践する方がたくさんいることに驚きを隠せません。
そんな自己流でやっていたら事故をするに決まっています。
無免許で運転をして事故をするから車に乗るのは危ないと言っているのと一緒です。
しっかりとしたコーチをつけて安全にダイエットを行うようにしてください。
ちなみによく言われる1日のカロリーの内60%を炭水化物にしましょうと言う基準を栄養士さんはお勧めしていますが、厚生労働省自身がその数字に根拠は全くないと認めた上で炭水化物の過剰摂取は控えるように言っています。
未だに炭水化物をカロリーの60%摂らせようとする栄養士さんもいますが、あまり根拠のないことなので気にしないようにしましょう。