ダイエットをはじめられるお客様によく聞かれる質問の1つに「お酒は飲んでもいいですか?」という質問があります。
可能であればダイエットしているしていないに関わらず、お酒は飲まない方がいいのですが、無理に我慢してストレスを溜めるくらいなら少し飲むのはありかとも思います。
しかし、可能であればやめていただきたい…
今日は、なぜお酒を控えた方が良いかについて書かせていただきます。
自制が効かなくなる
アルコールを飲み酔ってくるとだんだんと心がおおらかになりあれもオッケーこれもオッケーとどんどんと気持ちが大きくなってきます。
たまにやある程度であれば全然問題ないのですが、それが頻繁に起こったり、むしろ毎日起こしてるとなると問題です。
お酒を我慢することにストレスを感じている時点で少しアルコールに依存する傾向が出始めています。
普通にコンビニやスーパーで売っていますが、アルコールには、依存性があり中毒症状を起こしてしまう危険性もあります。
こうなってしまうとダイエットどころではなくなってしまうのでお気をつけ下さい。
付き合いで飲まないといけないと言っている人の大半は自分が飲みたいだけで、それを周りの人のせいにしている典型的な他責タイプの人です。ダイエットは、自分の身体と向き合うことが必要になるので、ストイックになりすぎる必要はありませんが、自制出来る様になりましょう。
カロリーが高い
タンパク質、炭水化物の1gのカロリーが4kcalなのに対してアルコールは7kcalもあります。
しかも液体であるためグビグビと飲めてしまい、気がついた頃には大量にカロリーを摂取している可能性が高くなります。
また、お酒の中には糖質が大量に含まれているものも多くありますので、ご注意ください。
たまにハイボールは糖質がないからどれだけ飲んでも大丈夫と考えている人もいますが、アルコール自体にカロリーが多いので飲み過ぎはやはり良くありません。
お店もお酒がよく進むように味付けの濃いものを出してくれるのでこれもカロリーが高くなる要因の1つですので、気を付けましょう。
生活習慣病に直結
アルコールのとりすぎは、生活習慣病を発症させてしまう要因として大きな存在感を示しています。
肝機能障害やがんの発症リスクが高くなるだけでなく、脳の機能も弱めてしまいます。
特に前頭葉にある人間の理性を司る部分を萎縮させてしまい神経障害が出ます。とりわけ思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などの機能をつかさどるヒトでもっとも発達した前頭葉が障害されやすいのです。
暴飲暴食を我慢できない、何をやっても継続しない、悪いと分かっていてもタバコや悪癖をやめれないのは意志が弱いのではなく、脳が萎縮している可能性が高いのです。
脳が萎縮してしまっていると自分でどれだけ頑張ろうと思っても頑張れません。
あなたの意思が弱いのではなく、脳が萎縮しているだけなので、最初は苦しいかもしれませんが、アルコールを減らすことで徐々に脳の萎縮も緩和されてきます。
まとめ
アルコールの摂取を控えるようにお伝えするのは、カロリーや生活習慣病につながるからだけではなく、あなたの精神を蝕んでしまう可能性も高いからです。
精神を蝕まれた状態で努力をしようとしても余計にエネルギーが必要になり、継続できず、途中で放り投げてしまう形になります。
ダイエットをはじめてもついつい途中で投げ出してしまう方は、自分の意思の弱さを責める前にアルコールとの付き合い方を考えていただく方が先決だと思います。